【保管庫設立二周年記念】SS保管庫二周年ランキング |
※この作品は二周年を記念して、二年間の歴史を数字として出してみたものです。 ※この作品によって場が荒れたり、不快な事情が発生した場合、この作品は即刻削除します。 ※コメントを書いて下さる場合は得点は0点でお願いします。 「やあ、待っていたよ」 フリーのキャメラマン富竹に笑顔で迎えられたあなたは、彼と挨拶をかわしながら隣の席に腰をおろす。 周囲にはあなたと富竹以外にも大勢の人間が座っており、すこしがやがやとしている。 席の前方には巨大なスクリーンが設置されており、照明が明るいので少し見にくいが「保管庫二周年記念ランキング」と書かれているのを読み取ることができる。 やがて、茶色いスーツを着た男が壇上に上がってきた。男の名はムスカ。彼も気分が高揚しているのか、嬉々としてマイクを握ると開催を告げる。 「これから二周年の記念を祝って、諸君たちに二周年の歴史を見せてあげようと思ってね……お静かに。言葉を慎みたまえ! 君たちは今、二周年の歴史の前にいるのだ」 ムスカの言葉に連動して、スクリーンの文字が切り替わる。部屋の照明も僅かに暗くなったことで、あなたはスクリーンの文字がはっきりと見えるようになった。 「発表の前にスクリーンの内容をよく読んで頂きたい。早急に結果を見たがるのは制服さんの悪い癖だ。事を急ぐと元も子も無くしますよ」 //========== <注記事項> 冒頭に書きましたが、大事なことなのでもう一度ここに記載します。 ・このランキングは二周年を記念して集計したもので、筆者や作品の優劣を決めるものではありません。 ただし、投稿数の多さや得点の高さが一つの指針になることも事実ではあります。 ・このランキング結果を理由にして荒れるような発言や行動はしないでください。 そのような問題が起きた場合、この作品は即刻削除します。 ※この作品へコメントをしてくださる方は、得点は0点でお願いします。 <集計期間・対象> ・2008/05/29~2010/05/03 23時54分迄(それ以前・以降の作品。コメントについては失礼ながら除外します) ・全年齢向けSSアップローダーにて投稿された作品のみを対象とする。(個人サイトや成人向けは含まない) ・広告等により異常なコメント数や得点のついている作品は大変失礼ながら無効とさせていただきます。 ・コンペ投稿作品については対象から除外されます。 <部門> ・作品の部 ・高得点部門(三位まで) ・高コメント部門(三位まで) (短編・連載に関わらず一度の投稿分についた得点とコメント数の多さとなります) ・筆者の部 ・投稿数部門(五位まで) ・総合得点部門(五位まで) //========== 「よろしいかね? それでは見せてあげよう!」 ムスカが右手を掲げると再びスクリーンの文字が切り替わる。 ――『作品の部 高得点部門』 「まずは高得点部門から、まずは第三位……と言いたい所だが。なんと同率二位。素晴らしい! いきなり最高のショーだとは思わんかね!?」 <高得点部門 第二位>====== 『【桂馬】悲しみの向こうへ《18》』 筆者:匿僧氏 得点:700点 ・桂言葉と海馬瀬人を中心としたシリアスな物語の最終話。 クロスオーバーは思えないほどの各キャラの連携や、それを可能にする伏線やシナリオ。 各キャラの心理描写なども深く書き込まれていて、思わず息をのみます。 そして何よりも、ぐいぐいと引き込まれるような物語の書き方は圧巻です。 <高得点部門 第二位>====== 『6939を襲った惨劇…… 修正、挿絵付版』 筆者:ウィル氏 得点:700点 ・G(リグルではない)を題材としたカオスな作品。 そのインパクトは強烈で、後に行われたコンペのお題に『G』が盛り込まれるほど。 タグにするなら「だいたいこいつのせい」「全ての元凶」 作品を読んだ実力派の書き手さんに、リアルGに遭遇する呪いがかかる逸話まで残した一作。 <高得点部門 第一位>====== 『夏休み、お兄ちゃん達の街に遊びに行きました!!最終話』 筆者:ウィル氏 得点:800点 ・谷口となのはのほのぼのとした物語。 なのはにお兄ちゃんと呼ばれる谷口が憎いとかそんなことはない。多分無い。絶対無い。 夏休みらしくプールに行ったり祭りをしたりと和気あいあいと楽しそうな皆を見たい方は是非。 この作品から「谷口×なのは」に目覚めた人多数。 ================= 谷口となのはの仲の良い光景がスクリーンに描写される。その光景に頬を緩めるものや、逆に羨望と嫉妬の眼差しを送る者もいる。 「あれは僕が撮影したものも入っているんだよ……そうだ!これが終わったら撮影につきあわないかい?」 カメラを磨きながら富竹が楽しそうにあなたへ話しかける。 「どこへ行こうと言うのだね。まだ発表は終わってないのだが?」 「へぇあ」 どうやらムスカに聞かれていたらしく、富竹は照れくさそうにカメラを磨くのをやめた。 「では次の部門だ」 ムスカの合図でスクリーンの文字が切り替わる。 ――『作品の部高コメント部門』 「と、行きたいのだが、時間が押している上、さして高得点部門と変化がないのでまとめて発表させていただこう」 <高コメント部門>====== ※総コメント数 2,375 三位:『【桂馬】悲しみの向こうへ《18》』 筆者:匿僧氏 コメント数:15 二位:『夏休み、お兄ちゃん達の街に遊びに行きました!!最終話』 筆者:ウィル氏 コメント数:16 一位:『6939を襲った惨劇…… 修正、挿絵付版』 筆者:ウィル氏 コメント数:22 =============== 「ちなみに、全体で見ると平均して毎月100、一週間に25回近いコメントがされていることになるのだ」 ――『筆者の部 投稿数部門』 「それでは続けて筆者の部、投稿数部門へ移ろう。こちらもまとめて発表しよう」 <投稿数部門>====== ※総投稿数 565 五位:KYO 氏 投稿作品数:26作品 四位:匿僧 氏 投稿作品数:31作品 ・『【桂馬】悲しみの向こうへ《17》 (*誘導用) 』は作品数から除外させていただきました。 三位:暮雨 氏 投稿作品数:33作品 二位:NK 氏 投稿作品数:40作品 一位:斜刺 氏 投稿作品数:78作品 ・およそ全体の14%を占める。 ・平均すると毎月3回以上投稿している計算。 ============= 「ちなみに、全体で見ると平均で毎月約23作品づつ増えている計算になるのだよ」 これで、ほとんどの結果発表が伝えられた。残るはあと一つ……。 「いやぁ、僕もなんだか興奮してきたよ。あ、決して変な意味じゃないよ!?」 富竹のカメラを持つ手にも力がこもっており、額にも僅かな汗が浮かんでいる。その笑顔は輝いて、無邪気な子供のように興奮しているのだとわかった。 「それでは、お待ちかねであろう総合得点部門の発表だ。その前に全体での平均について教えてあげよう」 ================== 総得点数:100,890(十万八百九十)点 全投稿作品数での平均点:178.5点 全コメント総数での平均点:42.48点 平均付与:138点/日 ================== 「それでは第五位、総合得点:5,150点! ニコニコRPGSSの先駆けとなったこの筆者だ!」 <総合得点部門 第五位>====== 第五位:KYO 氏 総合得点:5,150点 ・ニコニコRPGSSの元祖。この保管庫にも一番最初に保管された。 長編は「ラピュタで言葉に負けた世界が生きていたら」 というIFストーリー『~世界~ミステリアスパートナー』シリーズ。 そして、ローゼンメイデンとのパラレルストーリー『ニコニコメイデン』シリーズの二作を執筆。 ================== 「続けて第四位、総合得点:5,610点! 武器を構えたまえ、それともそのデッキで私と勝負するかね!?」 <総合得点部門 第四位>====== 第四位:NK 氏 総合得点:5,610点 ・様々なデッキ。そして、本家顔負けの熱いデュエルの展開。 それは「デュエルSS」という新ジャンルを確立させた。 長編としては『【デュエルSS】探偵 海馬瀬人』や『【デュエルSS】ピコ麻呂戦記』がある。 また、デュエルSS以外にも『ニコニコ女子バスケ部』という長編も執筆されている。 ================== 「第三位、総合得点6,880点! もしかしたら14人目のミステリアスパートナーかもしれんな」 <総合得点部門 第三位>====== 第三位:暮雨 氏 総合得点: 6,880点 ・ミステリアスパートナーを主人公に置いた短編作品を多数執筆している。 長編では「古城メンバーVS狂気の科学者」を執筆されている。 古城に突如現れた、招かれざる科学者。果たしてその目的とは? ================== 「第二位、総合得点8,230点! シリアスな桂馬SS、最高得点部門でもランクイン!」 <総合得点部門 第ニ位>====== 第二位:匿僧 氏 総合得点: 8,230点 ・最高得点部門でもランクインした桂馬のシリアスな物語『悲しみの向こうへ』が代表作。 二人が心の底へと抱く深い闇。そこへ魔の手が迫る。しかし、その手の向かう先は二人だけではなかった……。 現在はボーカロイドやアイドルマスターなどの動画でも活躍されているマルチクリエイティブな方です。 ================== すべての照明が落とされ、スクリーンの光も消える。それと入れ替わりに、少々騒がしすぎるほどのドラムロールの音が響く。 「第一位、統合得点は15,340点! まさに桁違い。 発表しよう、その名は……」 ドラムロールの音が鳴り止み、眩しいほどに再び点灯したスクリーンに文字が浮かんだ。 <総合得点部門 第一位>====== 第一位:斜刺 氏 総合得点:15,340点 ・全体得点の約15%を占める第一位。投稿数と二冠を達成。 現在執筆公開中の白菜とうどんげと中心とした『【白×兎】兎は寂しいと死にます』 DIOとの熱い戦いを描いた『古城の世界』などを執筆。 ================== ――最後の発表が終わり、ムスカは名残惜しそうに舞台から去っていった。周囲の兵士たちも退場し、しばらくの静寂が訪れた。 「いやぁ、二年間の流れは凄いものだねぇ」 富竹はいまだ興奮したままそう評した。 「よし、それじゃ僕たちも行こうじゃないか」 あなたが富竹の差し出してきた手をつかもうとした瞬間。 「こらー、抜け駆けなんてこのあたしが認めないわ!」 セーラー服に赤い腕章をつけた少女、涼宮ハルヒの声が静寂を打ち破った。 「一人だけ出番を奪おうとする暴挙……許せん!」 いつの間にか天井に登っていたスパイダーマがハルヒに続いて高らかと叫ぶ。 「ふぅん。まさかこの俺の活躍をうやむやにして逃げようと言うわけではあるまい」 「ほっほっほ。わしもまだまだ現役じゃ、若い子達には負けられんぞ」 いつの間にか周りには海馬や、ストーム達もあなたを囲むように現れた。 そして、次々と笑顔で手を差し出してくる。 「ぼーっとしている暇はないぜ。私達の活躍はまだまだ沢山あるんだ!」 「主役になるのならば覇王翔吼拳を使わざるを得ない!」 「さぁ、俺達の戦いはこれからだZE☆」 「それは連載が危ない!」 そう。ここで二周年という一つの区切りはついただろう。けれども、彼らの活躍はまだまだ通過点に過ぎないのだ。 さあ、あなたはこれから誰の冒険を描くのだろうか。あるいは、誰の物語を見守るのだろうか。 頬が緩むほどの甘い恋? 手に汗を握るほどの熱い戦い? あるいは、思わず笑い出してしまうほどのギャグだろうか? 『さあ、行こう』 あなたは差し出された手を掴んで、新たな物語へと仲間と共に進めていった。 ――そして、あなたの表情もニコニコへ。 ニコニコ動画RPGSS保管庫二周年を記念し、ニコニコRPGを愛するすべての方へ感謝を込めて。 |
眠月
http://mingetu.iza-yoi.net/ 2010年05月06日(木) 23時32分41秒 公開 ■この作品の著作権は眠月さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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多大な作業お疲れ様でした。最高のショーでした。 眠月様の意向で得点はひかえさせていただきましたが、私個人としては500点くらい差し上げたいです。 おかげで過去の作品を読み返してみたくなったり、また私も一層の製作意欲にかられたりと、眠月様にはとても感謝しております。 |
0点 | しゅん | ■2010-05-08 14:48:05 | 218.216.154.143 |
集計お疲れ様でした。 二年間の歴史を垣間見るいい作品に仕上がったと思います。 コメントの得点については最初は気にしていませんでしたが 途中から妙に気になり出しました。 これはいいことなのでしょうか?それとも…。 全ては闇の中です。 私もこの保管庫が更なる発展をとげることを願っています。 |
0点 | MAKIO@SS管理 | ■2010-05-07 00:28:51 | 60.47.165.168 |
合計 | 0点 |